無垢（ムク）材と集成材
無垢材は流通上、製材品と呼ばれている。割れや収縮などの変形はあるものの、無垢の木材は本物の持つ存在感と木材の本来の質感と時間が経つほど味わいが増す魅力を持っている。ひび割れが発生することもあるが、多少のひび割れは強度的には問題ない。無垢材を使用する場合は、多少割れが起こったり変形するものだと認識るることが重要である。無垢材の持つ魅力を生かし味わうことができる住宅をつくりたいものです。
　最近では、木材をスライスして接着した集成材を使うことが多くなってきている。主に柱、梁、造作材、カウンターの天板などに使われている。集成材は乾燥収縮による寸法が狂いにくいという利点がある。しかし、集成材のなかでもホワイトウッドは水に弱いため、浴室などの水周りで構造材として使うことはできるだけ避けたほうがよい。